眞夏の雹(ひょう) その2/6 - 吉田嘉七「復員第一詩集 やけあと」 虎座社刊より

眞夏の雹(ひょう) - 吉田嘉七

叩きつける眞夏の雹だ

甘藍の葉をぶち抜いた

南瓜の芯を吹きとばした

垣根はもろく倒れていつた。

 そしてからからと高声に笑つた

   <つづく>

「復員第一詩集 やけあと」 吉田嘉七 虎座社

昭和二十四年一月廿日 発行

定價 六〇円